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クレーショックハード

技術情報

クレーショックハード

TAC技術情報 C-019001

裏込め注入材をベースとした2液式の硬化するクレーショック
概  要
 硬化しない可塑状充填材であるクレーショック(NETISKT-160022-A)は、シールド発進・到達時のチャンバー内充填、急曲線の余掘り部充填、シールド外周部の摩擦低減、滞水砂礫層部の噴発防止および掘削添加材補助等、シールド工事の充填材として、様々な用途に多用されています。

 クレーショックハードは、2液混合後にはクレーショックと同等の粘性を有しており、経時とともに徐々に強度が発現し、最終的には地山相当強度まで増進して硬化します。

クレーショックハード配合(1.05m3当り)
A液 (1000L) B液
硬化材 助材 安定剤 ゲル化促進剤 塑強調整剤
タックメント TAC-βⅡ TAC-Re 清水 TACゲル TAC-3G
75 kg 200 kg 5.0 kg 895 L 1~5 kg 50 L
20 L
特  徴
  •  裏込め注入材と同等のゲルタイム(15秒以内)とクレーショックと同等の粘性(300dPas以上)を併せ持ち、地盤とシールド外周の間隙を完全に充填します。
  •  硬化材を配合することにより止水性を向上させるともに、裏込め注入材の1時間強度(0.1N/mm2)程度を保持します。
  •  土砂と混合した場合にも、不透水層が形成でき、チャンバ内止水性の向上にも効果的です。
  •  通常の2液式の裏込め注入材をベースとしているため、通常のプラントにおいても硬化材の使用量およびTAC-βⅡ溶液の移送量を調節することで、簡単に使用することができます。
  •  ゲル化促進剤のTACゲルにより、ゲルタイムを自在に調整することができます。
クレーショックハード注入イメージ図

クレーショックハード性状例
ケース B液50 L B液20 L
TACゲル 無添加 TACゲル 1kg/m3 TACゲル 2kg/m3 TACゲル 無添加
フロー値 (mm) 直後 390×390 340×340 320×320 390×390
1日 380×380 320×320 300×300 380×380
ゲルタイム () 60秒 30秒 15秒 15秒
A液+B液粘性 (dPas) 300~350 100
一軸圧縮強度 (N/mm2) 1日 0.03~0.06 0.012
3日 0.05~0.08 0.012
7日 0.10~0.12 0.012
28日 0.10~0.13 0.012
 
技術登録:「トンネル止水工法、トンネル止水システム、及び止水材」
1) 特許第6632018号

 

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