泥水材料

SLURRY   MATERIAL

泥水材料とは

泥水式シールド工法では、難透水性の泥膜を切羽面に形成し、土圧および水圧に相当する泥水圧をチャンバー内に作用させることで、切羽の安定を保ちます。
しかし、砂れき地盤や泥水の劣化、泥水圧の変動などによって泥膜形成の不良や遅れが生じた場合、泥水が切羽地山へ急速浸透する「逸泥現象」が発生します。結果として有効泥水圧が低下し、切羽崩壊や地表沈下のリスクが高まります。
こうした事態に備え、タックでは泥水の品質管理を徹底し、用途に応じた泥水材料を提供しています。

逸泥による切羽崩壊のメカニズム

泥水材料の種類と特徴

施工条件に応じて選べる、泥水材料の種類と特徴をご紹介します。

分類 主な目的・効果 タック製品の特長
ベントナイト・粘土 泥膜形成により、掘削面の崩壊を防止。また、粘土は砂礫地盤目詰め材や、比重の増量剤としても活用。 タックの「クレーサンド」は、ベントナイト・粘土の両方の特性を持つ。粒度分布が良好で、地盤条件に応じた使い分けが可能。
増粘材 泥水の分離沈降を防止。ベントナイトの凝集抑制にも効果を発揮し、粘性を維持。 一般的なものと比べて高粘性・高溶解性のため、管理が容易。
分散材 改良地盤や粘性土地盤の掘削において、粘性を低下させ廃棄泥水を削減。再利用性の向上。 粘性土地盤への添加実績が豊富で、泥土圧シールドに対応。
目詰材 砂礫地盤での逸泥を防止。 泥水中に膨潤可能な高吸水性樹脂を使用。74ミクロン以下に粒度調整され、目詰まりすることなく再利用可能。

泥水性状の品質管理

安定した掘削を実現するため、泥水性状の品質管理を行っています。

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