株式会社タックは、全社員の物心両面の幸福を追求すると同時に、シールド工事の地盤沈下ゼロを追求します。

株式会社タック

文字サイズ
  • 中
  • 大

コーン指数の推定方法

技術情報

コーン指数の推定方法

TAC技術情報 C-018001

ベーンせん断試験結果からコーン指数を推定
概  要

 シールド工事における発生土は、ダンプトラックにて搬出することが一般的です。 この際、発生土のコーン指数が200kN/m2以下(目安として、標準仕様ダンプトラックに山積みができず、またその上を歩けない状態)のとき、建設汚泥として取扱う必要があります【建設廃棄物処理指針(平成22年度版)、環廃産第110329004号、環境省】。

 そのため、日常管理として発生土のコーン指数を測定する必要があります。しかし、コーン指数測定には、コーンペネトロメータ、モールド、ランマーといった重厚な測定機器を使用して通常は2名で測定しなければなりません。

 特に粘性土においては、発生土が柔らかくなる特性から汚泥となり易く、日々の管理は一層大事となります。そこで、試験方法が容易なベーンせん断試験機を用いたせん断強度と従来のコーン指数を測定し、その相関性を元にコーン指数の目安を推定する方法を考案しました。

お客様のメリット
  •  ベーンせん断試験方法を用いることで、所定の方法(JIS A 1228:締固めた土のコーン指数試験方法)での測定に比べ、煩雑な手順と試験にかかる時間を大幅に短縮できます。
  •  試験機器数が少なく、持ち運びや保管が容易で、省力化にもなります。

コーン指数

特  徴

 高密度可塑状充填材のクレーショックハードを用いて、水量を段階的に減少させる等の配合変更で、人工的に粘性土相当の模擬土を作成することができます(下表配合例)

 この模擬土を用いてベーンせん断試験機を用いたせん断強度と従来のコーン指数を測定し、その相関性によって粘性土でのコーン指数の推定を可能としました。

・模擬土(粘性土)の配合例
A液 (1m3) B液 比重
TACソリディ TAC-β TAC-R15 TAC-3G A液 A+B液
配合① 800 kg 300 kg 5 kg 584 L 50 L 1.69 1.67
配合② 900 kg 320 kg 5 kg 540 L 55 L 1.76 1.74
配合③ 1000 kg 380 kg 5 kg 480 L 60 L 1.86 1.84
配合④ 1100 kg 360 kg 6 kg 450 L 65 L 1.91 1.88
配合⑤ 1150 kg 410 kg 8 kg 410 L 70 L 1.98 1.94
・測定例
配合① 配合② 配合③ 配合④ 配合⑤
A+B (直後) コーン指数 (kN/m2 14.3 38.1 71.3 147.8 256.8
ベーンせん断強度 (kPa 1.26 2.90 5.63 15.52 20.80
A+B (1日後) コーン指数 (kN/m2 19.1 85.6 205.0 399.4 495.7
ベーンせん断強度 (kPa 1.41 7.84 17.05 37.17 47.74

コーン指数2配合例でのベーンせん断強度とコーン指数は、概ね比例関係にあることがわかります。

したがって、ベーンせん断試験機を用いてコーン指数(目安)の推定が可能であると考えます。

なお、実施工においては、実際の発生土(粘性土)を用いての相関性の確認が必要です。

また、土質が著しく変化する場合には、従来のコーン指数測定での確認が必要と考えます。

このページの先頭へ

株式会社タック